2015年11月29日日曜日

室蘭~宮古フェリーが開業することで、無料道路を効率的に使って北海道への行き来ができるように

2015年3月ごろに北海道~本州を結ぶ新たな航路ができるというニュースが出ました。

これを聞いて「このご時世にすごいな」と思ったのですが、大半の方は「なぜ三陸の不便な宮古なんだろう」と思われたことでしょう。

なぜ宮古なんでしょうか。それは無料道路の整備状況によるものが大きいんです。





2010年代の現在、三陸沿岸には高速道路が怒涛の勢いで整備されています。
しかもほとんどが無料です。無料じゃないのは仙台近郊のみ。


また、10時間という乗船時間は運送業界にとって最も効率の良い運行時間です。
10時間船に乗ってトラックで休めるのが一番良い(7~8時間では短すぎるし、12時間以上じゃ長すぎる)らしいです。


8時間睡眠して2時間船で休める体制が一番楽なのはなんとなくわかります。
これが八戸~苫小牧のような7~8時間だと、6時間しか寝られないでしんどくなるでしょう。
また仙台~苫小牧だと15~16時間で長すぎます。

青森~函館は乗船時間4時間で短すぎますし、
1時間50分の大間~函館は大間まで行くのが大変です。


このような現在の事情がある中で、10時間という都合の良いスケジュールを可能にしたのが仙台~宮古に整備中の三陸自動車道(ほぼ全線無料)ともいえるでしょう。
旧来の国道45号線で仙台~宮古まで行くのは想像を絶する辛さでしたが、無料の高速なら辛さは半減以下になります。もっとも片側1車線対面通行ですが…




ただし、2018年の時点では仙台~宮古までの高速道路はそこまで完全に整備されるわけではありません。つぎはぎ状態が続きます。特に釜石市内の下道が面倒くさそうですね。

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