2015年11月7日土曜日

自動運転車の現状に少しがっかり、そして驚いた話

この記事をよく読んでくださればと思います。


自動運転、一般道の実験公開=トヨタに先駆け―日産http://jp.wsj.com/articles/JJ10171388196104374424619630002940951502741


どうも、「現在の自動運転技術では、白線がきっちりと引かれていないと機能しない」らしいです。


という現段階の完成度に「まだそのレベルだったのか!」と勝手に落胆していたわけです。



でも逆に考えれば白線さえきっちりと引かれて認識できれば自動運転が機能するわけなので、
大きな一歩と言えるでしょう。






もっとも、そういうきっちりした道路は少ないわけです。
(ここ5年くらいの間で白線が消えかけてても放置されている道路がかなり増えた)

あと、白線のない道路もあります。
たとえば、四国の山奥モードでは機能しないわけで…

高知県の山奥


あと、白線が引かれていないと機能しないと言われたら、雪国でも使えませんね。


雪国モード(青森県)


雨のときはどうなるんでしょう。こういうのはレアですが難しいと思います。
車線を消したあとが雨で反射して消す前なのか新しいほうなのかわかりにくい(横浜市)


落ち葉が多いところだとどうなるでしょうね。難しいですね。
徳島県の山奥



日本全国さまざまな道路を走行してきた私ですが、これは現段階では無理そうだという状況が
山ほど浮かんできます。

画像認識技術と人工知能、そしてどこでも通信できる技術を高度に発展させないと
厳しいのかなと思います。まだまだ発展途上の技術でしょうね。





自動車メディアであるレスポンスは詳細なレポートを載せています。

東京・お台場の一般道を日産の自動運転実験車で走った!http://response.jp/article/2015/10/31/263289.html

都市部ではそこまで大きな問題はないようです。
どうも車が多い場面での車線変更もしくは合流が苦手みたいですね。




白線がちゃんとしっかり引かれていて、冬場も積雪がほぼあり得ない地域であれば
雨が降らなければある程度機能すると見ていいでしょう。

実用化までの手順はあるのでしょうが、まずは自動ブレーキや危険回避システムの一つとして普及するといいですね。ただ、自動運転実用化まではかなり先が長そうな感じです。

かなり条件をつけての実用化は5年後まで、(これはメーカーが公言している)
完全実用はあと20年くらいでしょうか?気長に待つつもりでいるつもりです。

かなり世間では期待の声が大きいですが、
今の段階ではまだまだの段階ですので、期待しすぎないほうがいいと思います。

特に自動運転を当てにして運転免許を取らないというのはバカがやることなので、
18歳になったら取得可能な人は運転免許くらいはとっておきましょう。




自動運転の方法論についてはまた新しく記事を書きたいです。

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