2015年12月22日火曜日

実際に最も安い軽自動車を新車で買った場合、10年所有でどれだけ金がかかるのか計算してみた

69万6,600円のアルトバンMT
82万6,200円のアルトバンAT(レーダーブレーキサポート装着車)
86万9,400円のアルトF(レーダーブレーキサポート装着車)
91万5,840円のアルトL(レーダーブレーキサポート装着車)
(いずれも前輪駆動車)
http://www.suzuki.co.jp/car/alto/
http://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/

一番安い普通の軽自動車はこの4つです。
上3つはかなりキワモノなので、実際買うなら一番下のアルトLになります。


これらの車を購入したら、総額でどれだけかかるかを計算です。前にざっくり計算した記事がありますが、今回は1円単位で計算します。






自動車取得税
8,359円 アルトバンMT
0円 アルトバンAT
0円 アルトF
0円 アルトL

(以下、上から順にアルトバンMT、アルトバンAT、アルトF

自動車重量税(最初の3年) ※バンは最初の2年
3,700円
0円
0円
0円

重量税(初回車検時に支払う金額)
5,000円
0円
0円
0円

重量税(2回目車検時に支払う金額)
5,000円
5,000円
5,000円
5,000円

重量税(3、4、5回目車検時に支払う金額)
5,000~6,600円
5,000円
5,000円
5,000円

※アルトバンMTは2020年代にはエコカー対象とならない可能性がある

重量税(6回目車検時に支払う金額)
5,000~6,600円
5,000円
8,200円
8,200円

重量税(7,8回目車検時に支払う金額)
8,200円
8,200円
8,200円
8,200円

重量税(9回目以降の車検時に支払う金額)
8,800円
8,800円
8,800円
8,800円



軽自動車税(最初の1年)
5,000円
2,500円
5,400円
5,400円


軽自動車税(2年目から12年目まで)
5,000円
5,000円
10,800円
10,800円

軽自動車税(13年目以降)
6,000円
6,000円
12,900円
12,900円


自賠責保険料(最初の3年) ※バンは最初の2年
26,370円
26,370円
36,920円
36,920円


自賠責保険料(最初の3年を除く 2年ごとに支払う) 
ただし保険料は頻繁に改定されるので参考までに
26,370円
26,370円
36,920円
36,920円


任意保険については人によって条件が違ってくるので
一律年間5万円で計算します。



計算しました。

ここまでが絶対にかかってしまう税金および自賠責保険料+任意保険料

(そして購入時にかかる諸費用について、一部を盛り込むことを忘れたのにきづいた)


アルトバンMTで、10年保有しても総額150万円が必要である
アルトL(CVT)なら、10年保有時に総額174万円が必要である


というのがわかりました。
びっくりする人がいるかもしれませんが、「案外安かった」というのが私の感想です。




しかし、これはいわゆる「公道走行が可能になっただけ」の状態です。
動かせばガソリンはいるし、定期的に交換が必要な部品もあります。


まず、エンジンオイル&エレメントは、1年間に6,000円かかると考えます。
タイヤについては新車にはセットでついてますが、3年後には交換が勧められます。
そしてスタッドレスタイヤ、これは山奥や雪国で暮らすなら必須です(そしてこれが寒い場所で生活する場合の致命的な負担となる)。山間部で生活しようと思っている方は絶対にこの費用は忘れないでください。

夏タイヤだけで過ごす方は、4本2万円のタイヤを3年ごとに交換するとして10年間に4万円、年4,000円 冬タイヤが必要な方は4本4万円程度のタイヤを別途購入、そして3年ごとに交換するので16万円、年間1.6万円追加で必要と考えます。(別にもう少し長期保有してもいいですが、事故防止の観点からやめておいたほうがいいのは間違いありません)

バッテリーは最近の車については高いです。1万円のバッテリーを3年ごとに交換します。最初についてるバッテリーはともかく、3回交換しますから合計で3万円、年間3,000円かかります。

あとワイパー、ウォッシャー液、洗車費用とか諸々細かい部品代を年間1,000円計上しときます。



ということで、かなりおおざっぱになりましたが部品代は夏タイヤだけでいいならば年間14,000円、冬タイヤが必要ならば年間30,000円、です。

足してみるとアルトバンMTだと総額164万円、アルトL・CVTであれば総額188万円です。
冬タイヤ必須ならアルトバンMTが総額180万円、アルトL・CVTが総額204万円です。


とりあえず10年間は何も壊れないはずですが、10年経つと走行距離が短くても故障する部品は増えてきます。それらの金額は私もよくわからないのでスルーです。



次はお待ちかね、ランニングコストで最も重要なガソリン代です。

アルトLで達成している37km/Lは実際に達成できる人は皆無なので今回とりあえずどのグレードも25km/Lくらいだろうと仮定しておきます。


25km/Lは1000キロ走行すると40リッターのガソリンを消費します。今はガソリンが激安なのですがとりあえずリッター120円換算で計算しますと、4800円となります。

軽自動車の年間平均走行距離は確か7500kmくらいだったはずなので、さらに7.5をかけると実際平均のランニングコストとなります。年間36,000円です。


10年間、8万キロ走行で36万かかります。



足してみると、アルトバンMTが総額ぴったり200万円!です。アルトL・CVTは224万円となります。






結論

一番安い車を買っても10年トータルで200万円はかかるということがわかりました。



これを高いとみるか安いと見るかは人それぞれです。ただ200万円はかかる、ガソリン代や(この200万には含まれていない)突発的故障の修理代を含めて月2万円はとりあえず必要というのは覚えておいて損はないでしょう。


前にざっくり計算してみたときは10年燃料代抜きで250万くらいかと仮定してたのですが、燃料代抜きで250万くらいというのは「ワゴンR」や「N-BOX」などを購入する場合に当てはまります。

普通車を購入する場合は+50万必要なので、燃料代抜きで300万円くらいかかるでしょう。
それらについてもまた計算してみようかと思っています。



0 件のコメント:

コメントを投稿