2015年9月7日月曜日

ジェットスタージャパンが赤字続きでも路線網を拡大して生き延びている理由

ANA・JAL→レガシーキャリア
ジェットスター等→LCC

と称します。


JALは国際線の上級クラスで収益を伸ばす経営方針、
成田発着の路線網を構築して地方の国際線利用客を取り込みたいが
レガシーキャリアの運賃ではまともな路線網を構築できません。

LCCの価格ならできるので、ジェットスタージャパンに金をつぎ込んで。
今までにない路線網を構築することに成功しました。
成田~松山 なんて、レガシーキャリアの運賃体系では成り立ちませんからね。

また、羽田発着路線はANA>JALの現状となっています。
特にANAはスカイマークの取り込みまで成功したので大幅に差をつけられます。
羽田だけでは便数はかないませんが、価格重視の客を成田発着路線に逃がすことで
ANAの羽田に羽田+成田で戦うことが可能となるLCCの存在は大きいです。

ジェットスターとしても、豪州等~日本の客の利便性を向上させることにつながります。
特に新千歳や沖縄へ観光客を運べるメリットは計り知れないものがあります。


あり得ない赤字続きでありながら(あり得ないとはいいつつも年々赤字は減少してはいますが)
路線網を増やしているのは、親会社の経営戦略の一環です。
親会社2社(特にJAL)の経営環境が危ういのであれば、この経営路線も変更しないといけませんが、今は好調のようなので特に問題ないでしょう。
この会社だけを見て黒字赤字と騒いでも意味がない、JALとセットで考えてみないといけません。

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