2016年1月3日日曜日

道路好きから見る、東京の道路の面白さ

東京の道路というのは、「ぐちゃぐちゃ」だから面白いです。








どんなに道路を作っても作っても渋滞は収まらないし、道路を作らない郊外では農道の横に高層マンションを建てまくってるのでより渋滞が深刻、無秩序な都市開発が行われています。



そして道路を整備しようとしても「用地を確保」の段階から躓きます。どうでもいいような自然を残そうと奮闘している方がたくさんいるからです。だからその人たちを活動させないように変化球で攻めないといけないが莫大な資金がかかるのでいつまで経っても進みません。

道路整備できずに都市機能が著しく損なわれている街
(だけどJRも京成もあるから人だけは多い)


そして不満のはけ口が「地方に無駄な道路を整備するな」と向かい、GWや盆暮れなどにその地方に行くため都会人たちが無駄な道路を整備しなかったがために渋滞を生み出しています。


GWに鳥取の田舎で都会の車が渋滞を作り出している図



そこに東京という都市の面白さが生み出されています。人工的になればなるほど面白さはない。
土地の制約やぐちゃぐちゃさがあってこそ、道路の面白さが見えてきます。東京はいろいろな変な部分があるから面白いんですね。



人工的に整備された都市はそんなに面白くない(画像はつくば市)




ただし住んでいる人間はストレスMAXになるという欠点があるのが困りどころです。しかも解決策はない。


下北沢が特に典型例ですが、芸術的文化的に人気がある一方で、消防車救急車すらまともに通れない道路しかないので火事が起きたら大変です。道路をどうにかしようとしても、反対派の声が非常に大きくてどうにもなりませんし、道路を整備したい側も金儲けのために自分らに有利にしたいといろいろ工作します。どうにもならなくなります。



東京という都市は、ぐちゃぐちゃな道路が多すぎて都市計画を調べてみると非常に面白いです。だから東京ではない快適な街に住みながら、たまに東京の変な道路事情を探検するというのがいいですね。



(煽り全開の記事になってしまいました。ただ実際に東京の道路の面白さを解説しようと思ったら無秩序開発ゆえの面白さは絶対に触れないといけない。住んでいる人は気を悪くするでしょうが)

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