2015年10月18日日曜日

2016年4月から始まる首都圏の新たな高速道路料金を理解する (要するにどれくらい値上げされるのか)

私もあまり理解できていないので、私が理解することを目的に解説します。
よくわからない人は最後だけ見てもらえればわかるようにしています。






2016年4月より大幅値上げになるのは

第三京浜
京葉道路
千葉東金道路
※ただし激変緩和措置があるためちょっとだけ値上げに抑えられる
今までの料金から24.6円/キロに値上げ、激変緩和措置がいつまで続くかは不明
激変緩和措置が終わると24.6円/円から36.7円/キロに値上げ
(第三京浜等に限らず、関東近郊ほぼすべての高速道路が36.6円/キロとなる)
※大都市近郊区間ではない高速自動車国道は24.6円/キロ

激変緩和措置もなく大幅値上げになるのは

首都高
510~930円 → 320~1300円

10年くらい前に距離別料金を導入しようとして「高すぎる」と批判がかなり出て失敗した事例を
今度は批判意見を封じ込めて成功させる見込みである

さらに、首都高は普通車・大型車の2区分だけであった区分を5区分に細分化する
ざっくり言うと、首都高については、
首都高は特大車、中型車が値上がり大型車は若干値下げ、軽・バイクは据え置き程度

(大口・多頻度割引も充実する見込みである)

※訂正 大型車についても若干値上げとなります。


横浜周辺~C1を利用する場合は、上限が930円に抑えられる
(ただし横羽線や羽田線は使えない、レインボーブリッジもしくは箱崎を経由すること)




外環については、短距離が割引となり、長距離が値上がりとなる(上限750円に)
(大泉~三郷南は750円)
ETCのない車はさらに割高となるが上限は750円となる
短距離は割引となるが、


中央道均一区間は均一ではなく距離別になるが、
激変緩和措置のためC1周辺を発着する交通に限り、上限は据え置き(620円)となる
※非ETC車、C1を通過する車は最大620円→980円まで値上げされる




値下がりされるのは
圏央道(久喜白岡より西側の圏央道全て)
横浜横須賀道路


圏央道について、43円/キロ→36.6円/キロに値下げ
値下がりは微々たるものと思われるがないよりはまし
また、東名→常磐道 を圏央道経由した場合は、首都高経由の料金が適用されるため、
2点間距離が圏央道経由>首都高経由の場合、現状圏央道を経由した場合の料金も大幅な割引が実施されると見込まれるが首都高経由と比べるとほとんど変わらない



値上がりだけでなく、値下がりもある
ETC2.0を使えば値下げの幅を拡大する
(ETC2.0 →ITSと呼ばれていた機能をリネームしてETCとセットに抱き合わせ販売します)
※既存のETCではこれらの割引が適用されないので注意、新しく対応機器を購入すべき

特典
外環経由で首都高を使っても外環分の料金は請求されない
たとえば、東北道を南下して川口JCTから外環を使って三郷から首都高に入った場合、
外環の料金は請求されない

圏央道がさらに2割引
36.6円/キロ → 29.28円/キロ



圏央道が大口・多頻度割引の対象に(事業者向け)




これら値上げの全体像は、ざっくり言うと

・首都高は普通車・中型車・大型車・特大車は値上げバイク・軽はほぼ据え置き
・特に中型車・特大車が大幅値上げとなる
外環や中央道の均一区間も値上げ
第三京浜と京葉道路も値上げ
圏央道はちょっとだけ割引される
・基本的に東京都心を経由するとかなりの値上げになり、経由しなければ据え置きである
 (つまりこの料金プランで得する人はほとんどいないので事実上の値上げである)
千葉県民(市川~千葉市在住の住民)が最も値上げの影響を受ける
ETC2.0は高速道路を利用する機会が多い人はつけたほうが良い
・高速道路利用機会が少ない人もETCを付けたほうが良い(中古でETC機器が安く出回りそう)
・都心の首都高は空くと見込まれるので、お金のある上級国民ほど快適に
・海老名JCT、八王子JCT、鶴ヶ島JCT、久喜白岡JCTでは渋滞が多発しそう

・阪神高速等にも波及するかどうかは不明


国は批判意見がかなり多いにも関わらず「ご理解をお願いします」一点張りのため
 おそらくこの案のまま新料金が適用されることになる




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